このはなの思い

はじめまして
このはな牧場です

ポニーがいる牧場ですが
公園として解放している場所です
ここはやりたいことができる自由な場所   
 
今、この瞬間を楽しんで過ごしてほしい
そのお手伝いができたらいいなと
私達は思っています

ここは「ダメがない」場所

公園でボール遊びがダメ、花火がダメ、子どもたちの声がうるさい
そして自宅の庭でバーベキューするのもダメ
いつからこんなにも「ダメ」が増えすぎたのでしょうか?
人間関係を重視するあまり、常に人の目を気にして生きなければならなくなってしまいました
寛容さが失われつつある中で、子どもたちはどんな大人に育っていくのでしょう

そして
お金を払えば体験そのものが出来てしまう便利な時代
では、お金に余裕がない場合は?
子どもも大人も、ハンデがあってもなくても、お金があってもなくても
どんな人にでも体験するチャンスは平等にあっていいはず
それならば
ダメがない場所を作ればいい
なんでもやっていい場所を作ればいい

経験は何にも変え難い財産
私たちは目には見えない財産を
子ども達に手に入れてほしい
それができる場所をこの先も続けていきたい
そのために皆さんのお力を貸してください
 
 
 

ここはポニーのいる公園

このはな牧場は「ポニーのいる公園」というコンセプトで誰でも自由に遊びに来ることができる場所になります
入場料はありません
どなたでもふらっと遊びに来ることができます
常に目の前にポニーが放馬されていて触れ合うことができ、鶏やマガモもいる賑やかな場所です
 
どんな立場の人でも日々の暮らしを楽しんで行こうよ、と言いたいのです
せっかく生まれてきて今を生きているのに、誰かを気にして、何かを理由にして何もできずにいるのって違うと思うんです
ここに来ればなんでも出来ます
焚き火、キャンプ、花火、乗馬、動物との触れ合い、大声を出して走り回る、ぼーっと過ごす…
 

なんでもいいんです
 
春には桜の木の下でお花見も、キャンプもできちゃいます。
お昼休みにポニーを眺めながらお昼ご飯を食べる
夏になったら花火や水遊び
ふと日常から離れて炎を眺めてぼーっとしたり
このはな牧場ではスウェーデントーチを用意しています
山奥まで行かずとも、手ぶらでふらっと来ても焚き火ができます
炎のゆらめきを眺めながら丁寧に淹れたコーヒーを愉しむ
 

どこか遠くへ行かずとも、日常を忘れることができます
 
あなたがやりたい事はなんですか?
お子さんに体験させたいことはなんですか?
ハンデがあってできないと諦めていたことでも、出来ることがあります
経済的に余裕がない家庭の子ども達が、それを理由に諦めずに体験出来ます
どんな人にも経験というチャンスは平等にあっていいと思うんです
そんな場所を維持したい

ポニーの名前はミント

このはな牧場にいるミントという名前のポニーは30歳を超えるおばあちゃんポニー
人間なら90歳を超えるおばあちゃん。
年齢を聞いて「90歳!?」とよく驚かれますが、今でも若々しく元気いっぱいのおばあちゃんポニーです
このミントは年齢、ハンデがあるなしに関わらず、どんな方でも乗れるように調教を受けたポニーです
ですので、2歳ぐらいのお子様から1人で乗れますし、大人(体重制限あります)も、ハンデがあって装具や機具が必要な方でも乗ることができます。
それを活かして、平日の夕方は放課後等デイサービスの事業所様に定期利用いただき、子ども達に囲まれて賑やかに過ごしています。

初めて乗馬したというお子さんも多いです
怖がってミントに近づけないお子さんには無理強いをせず、本人が乗りたいという気持ちになった時にサポートしながら乗せます。背中に跨り、歩き出した瞬間、一気に笑顔になります
パァっと解放された喜びの表情
できた!という喜び、ミントの背中から見る初めての景色…
 
数えきれない感情の波が起きているのでしょう
見ているこちらも嬉しくなるほどの笑顔が溢れます
また、乗馬はもちろん、焚き火で焼き芋やマシュマロを焼いたり、牧場内全部を使って鬼ごっこをしたり
今では焚き火なんて慣れたもの
こちらが声をかけなくても、子ども達だけで道具を準備して、火を起こすまであっという間。子ども達同士で教えあい、どんどん逞しくなっていく様子が見てわかります
 

これはこのはな牧場を訪れる方達、皆さんに共通しています
帰る時にはみんなキラキラの笑顔
それを一番近くの特等席で見ることができる私達は一番の幸せ者です
 
その想像力はいつか「思いやり」につながると私達は思っています
ポニーとの触れ合いの中で育んだ思いやりの気持ちがその子の人生を豊かにすると信じています
 

なぜポニーなのか

ポニープログラム(ポニーを使って行う活動)を通じ、子ども達は様々な経験・体験をします。
相手は言葉を話さない大型の動物
自己中心的に力ずくでどうにかなるものではありません
 
ポニーの表情や動作を見て、想像力を働かせなければなりません。
相手を尊重し、思いやり、時には自分の言動を振り返る中で、心の成長が促されると考えます
同時に、動物ならではの予測不能な場面に遭遇することで、咄嗟の判断力や行動力が鍛えられます
また、人間の都合で休むことはできない毎日のお世話を通して、
愛情はもちろん、命に対する責任感を育て、かけがえのない命への理解を深めると考えています
 

そして、ポニーのため、一緒にお世話をする人のため、に頑張る
自ずと忍耐力や協調性が育まれ、役立つ喜びは自己肯定にもつながります
これら全ての経験が積み重なり、自然と身についた力は対人関係においても大いに役立つことは間違いなく、子ども達は感受性豊かで社交的な大人へと成長していくと私達は考えます
だから、ポニーなんです
ポニーがいることで出来ることがある
このはな牧場はポニーを真ん中に置いて、子ども達の成長の一部に関わっていけると思っています

このはな牧場は
「社会貢献代行業」をします

私達がしようとしている事を勝手にそう呼ぶことにしました
皆さんからのご支援を受けてこの場所を続けていく
 
このはな牧場があなたに代わって経験 という財産を与える場所になります
あなたの思いやりの心のご支援を受けながら、思いやりの心を育んでいく
思いやりの心の循環
心のエネルギーを満たす場所になります
いっぱい遊んで、いっぱい笑って、心を軽くして、楽しい!で心を満たす
子どもだけじゃない
大人も。 まずは1人の人として
あなたのやりたい事をしませんか?
ただ頑張る毎日から、楽しみながら頑張る毎日へ
それだけで見える景色が変わってくるのではないでしょうか
 
今を楽しみながら生きる
それは誰しもに許されていることじゃないのかな
私はそう考えます
 

ここに
あなたの居場所が
あります